金相場の今～国内円建て金価格最高値更新。ドル建て金価格2000ドル/oz超え～
本日、国内円建て金価格の最高値を更新しました。今回は、海外のドル建て金価格が上がったことが要因です。為替はというと、最近の中では円高(147円程度)になっています。
海外の金価格の上げは、
24日に発表された11月のアメリカ製造業購買担当者景気指数（PMI）が好不況の節目とされる50を下回った事。
更にウォラーFRB理事が「最近のインフレ減速は歓迎すべき。金融政策の効果で金利を下げることも考慮されよう。」という発言があったことが大きく影響しているようです。
アメリカ景気後退⇒インフレ減速。⇒アメリカ金利上げ終了？⇒アメリカ金利下げ？⇒金利のつかない「金」。景気悪化時に安全資産としての「金」にとって上げ材料。となった構図と思われます。
ただ、利上げ終了、利下げに踏み切る事が決定したわけではないので、今後の経済指標やFRB動向には注視が必要です。
